ノット・オーケー 感想(ネタバレ注意)とんでもない終わり方と気になって仕方がないシーズン2

どんなときでも親友のディアナと共に行動をしていたシドニーだったが、ディナに彼氏ができたことで少しずつ距離が離れていた。ディナの彼氏はブラッドリーと言って、学校では名が知れたイケメンだった。

ということもあり、シドニーはブラッドリーのことがあまり好きではなかったのだが、肝心のディナがブラッドリーにお熱なこともあり何も言えずにいた。そういう無言が少しずつシドニーのストレスとなったのだろう。

あるとき爆発し、超能力に目覚めた。その能力は念力のようなものだった。唯一欠点があるとすればシドニーの怒りや恐怖によって発動するためコントロールできないことだった。というのが、1話のあらすじとは言えないあらすじでした。

たった今見終わったばかりで、しかも終わり方がかなりの衝撃的だったので正直興奮していて1話のことを思い出せずにいます。

忘れないようにメモをしていたんですけど、メモを読んでも頭に入ってこずかなり投げやりなあらすじになっているので、ノット・オーケーに興味を持ってこのブログに来てくれた人には申し訳なく思います。

ただ先に断言をしておくと面白いです。PVをみてビビッと来た人、このサイテーな世界の終わりが好きな人はぜひ見てください。

このサイテーな世界の終わりが好きな人は必見のドラマ!

どうして「このサイテーな世界の終わり」が好きな人は必見なのかと言うと、ノット・オーケーの監督がこのサイテーな世界の終わりの人だからです。

というか、前作を見ているならPVを見てください。たった10秒見るだけで「あ、同じだ」と気づくはずです。それくらい雰囲気が似ています。

なにせ「このサイテーな世界の終わり」は独特な雰囲気なので。そして、ノット・オーケーはその雰囲気をそのまま受け継いでいます。

なので、このサイテーな世界の終わりが好きな人にはすぐに見てほしいんですけど、一方でストレンジャーシングスが好きな人がノット・オーケーを見てどう思うかと言うと、まぁもちろん人それぞれなんですがダメな人はダメでしょうね。

ちなみに、ストレンジャーシングスがどう関わってくるかと言うと、ノット・オーケーのプロデューサーがストレンジャーシングスと同じ人です。

ストレンジャーシングスが好きな人はどうだろう?

では、どうしてストレンジャーシングスが好きな人にはダメかもしれないのか。

ストレンジャーシングスってどちらかと言うと協力的で、結構物わかりが良い登場人物が多いじゃないですか。偏見かもしれないですけど…。

一方でノット・オーケーも基本的には物わかりが良いです。ただストレンジャーシングスとは異なり、ノット・オーケーは1話18分前後と短いことから分かるように主人公視点でしか物語が進みません。そのため、主人公の性格や言動が常についてくるんですよね。

このサイテーな世界の終わりを見ている人なら分かると思いますが、ノット・オーケーの主人公はアリッサを強化した感じです。つまり、かなりのヒステリー。

そういうキャラがいる分には問題ないけど、主人公として常にいるとなると…と思う人はいると思います。そして、ストレンジャーシングスはあまりそういうキャラがいる印象がないため、ダメな人はダメなんじゃないかなぁと思いました。

いやいや、ヒステリーだからって、と思う人はいると思いますが、マジでシドニーはヒステリーだから。もちろん、何の理由もなくヒステリーというわけではありません。むしろ、理由としては十分だと思っています。

結局のところシドニーに感情移入できるかどうかですね。シドニー目線で見ると可愛そうなんですけど、どちらかというと周囲の人たちの方が正しく、とくに母親はかなり可哀想です。

シドニーに感情移入していてもそうなんですから、感情移入できないと大分イラつくでしょうね。

結局つまらないの?

ここまで言うとつまらないんじゃないかと思う人がいてもおかしくありません。

しかし、上のほうでも言ったようにノット・オーケーは最高に面白かったです。このサイテーな世界の終わりが好きな人は大体ハマると思います。私はめちゃくちゃハマりました。

ハマった理由としては2つあります。

1つ目はシドニーの感情。シドニーはヒステリーと言いましたが、相応の理由があります。

ある日、超能力に目覚め怒りや恐怖で発動する。そして、シドニーは父親が自殺したこと、大好きなディナに恋人ができたことなど、シドニー的には納得でいないことばかりで、自分ですらそういった感情がコントロールできずにいました。

そうした一挙一動に魅入られました。ああいう、自分ですらコントロールできず苦しむの、めちゃくちゃ好みなんですよね。

2つ目は終わり方。ぶっちゃけ6話までは一風変わった青春ものです。シドニーはレズビアンで超能力者。どちらか一方はあっても両方が合わさった青春ものはない、という点では特別かもしれませんが、まぁ個人的には大差ないと思います。

しかし、最終話の最後でとんでもない展開になります。この展開の始まりは1話の冒頭、血塗れで逃げるシドニーで想像できる人はいると思いますが、そのあとですね。

本当にもう終わるという時にあることが起こり、あの伏線がここに繋がるのかと驚愕することは間違いありません。

そして、ノット・オーケーのジャンルが大きく変わる、かもしれません。正直ここはシーズン2を見ないことには分からないんですけど、あの終わり方をしたからこそシーズン2が気になって仕方がありません。

マジで面白かったし、続きが気になる終わり方でした。一方で主人公の性格やシーズン1の終わり方には納得できないかもしれません。

いずれにしろ、1話18分前後全7話なので暇なときに見てみることをオススメします。そして、どう思ったにしろこの雰囲気が好きな方には「このサイテーな世界の終わり」を見てほしいです。

こちらに関してはほとんどの人が面白いと思うはずです。

感想

ここからは感想になります。

ネタバレ注意です。

ストーカーの正体

初めはシドニーの妄想と思われたストーカー。だって、図書室での映像には映っていなかった、と思う。よくよく見ると陰が見えるような気がするんですけどね。

けれど、ここまでくると物語的にも妄想で行くのかなぁって思うじゃないですか。死んだ父親の幻想。それを払うことでシドニーは成長する、的な。

まぁありがちな話ではあるけど、そっちのほうが青春ものとしてはピッタリ。だから、そういうもんかぁと思ってたらあの最終回ですよ。

ブラッドリーを殺害するのは予想できてました。だって、1話から血まみれのシドニーが出てくるし、話的にもブラッドリーしか嫌なやつがいない。だから、ブラッドリー爆破のシーンは派手で笑いはしたものの驚きはしませんでした。

驚いたのは幻想と思われていたストーカーが実在していて、しかも超能力者でシドニーをその道へと誘っている。その道ってのは超能力者としての道ね。

こりゃビックリ。そして、こうなってくると父親の死には本当に色々な謎が隠されてるんだなぁって、思ったわけです。

父親は本当に超能力者なのか

父親とシドニーには共通点がありました。そりゃ親子なんだから似てるでしょって話なんですけど、共通しているところがあまり宜しくなかった。

ザックリと書くと、イライラすることがあって何かに怯えていた。怯えはともかく、イライラするなんて人間なら当たり前の話なんですけど、その感情の発露が超能力のトリガーとなると話が違ってきます。

しかし、何かに怯えていて、最終的には自殺した。シドニーもギリギリまで自殺を考えていたし、ブラッドリーを爆破してからは絶対に自殺するつもりでした。

しかし、シドニーの前にストーカーが現れて勧誘。ただ、これの何が最悪ってシドニーが怯えていた原因の1つなんですよね。ストーカーって。

父親の自殺にそのストーカーがどう関わっているかは分からないですけど、シドニーとしては色々としんどいですよね。シーズン2は父親のこともガッツリと関わってくるだろうし楽しみだなぁ。

ブラッドリーはどこで日記を手に入れたのか

さて、シドニーをいたぶるつもりがアッサリと爆破されてしまったブラッドリーですが、そもそもどこで日記を手に入れたのかという問題があります。

この日記さえなければブラッドリーは留まったかもしれません。あるいは、シドニーが爆発することはありませんでした。しかし、ブラッドリーは日記を手に入れて決意してしまった。それが自身の死を招くわけですけど…。

で、日記はどこで手に入れたのか。これに関しては考えても仕方がないというか、多分シーズンが続いても具体的にどうやって盗んだのかみたいな展開はないと思います。だって、物語的にはこれで終わってるわけだし。

ただ、個人的に気になってこうしてピックアップしてみました。

ブラッドリーには同情心は欠片もありませんが、いくら何でもディナは可哀そうですよね。仲違いしていたとはいえ、嫌ってはいなかったブラッドリーがいきなり爆破するなんてショッキングすぎて一生忘れなさそう。

そして、犯人がシドニーだとバレた日にはどうなってしまうのか。そういうところも今後が楽しみなドラマです。

振り回されるスタンリー

ノット・オーケーという物語でもっとも悲惨なのは、と考えた場合、多分ディナの名前が挙がると思います。あるいは、自業自得とはいえ爆破されたブラッドリーでしょうか。

個人的には母親のマギーがもっとも悲惨なんじゃないかと考えています。そして、その次にスタンリーとディナ。

スタンリーの何が悲惨って基本的にシドニーに振り回されっぱなしじゃないですか。良い感じになって肉体的にも繋がって、おおこりゃ良いぞと思いきやシドニーはスタンリーのことがあまり好きではない。

それどころかスタンリーを通して自身の性に気づいていく。まぁシドニーが好きなのがディナってのは男目線で考えるとある程度は救いなのかもしれないけど、どの道レズビアンってことはシドニーのことを好きになることはないという。

これはあくまでも一部の例で、実際は色々なことに振り回され、そして最後はドカーン。

うーん…w

日記は回収した?

でまぁ、そんなスタンリーがシドニーの日記を最後拾ったのかという疑問。

目線が日記の方向に向いているあたり、スタンリーはやっぱり変わり者なんだなぁって感じですが、それはさておき日記の所在です。

ぶっちゃけあれだけ大々的に日記の中身を語られると、今更日記がどこに行っても関係ないとは思いますが、今までシドニーの心の支えだったことを考えると今後も重要なアイテムになるんじゃないかと。

そんな日記が行方知れずだとまたシドニーの精神が不安定になりそうですし、スタンリーが回収してくれていると良いなぁ。

母親の気持ち

さっきも言ったように母親のマギーは悲惨ですよね。

娘には信用されず、自殺した父親のことを未だに思い続けている。思い続けるのは当たり前だけど、生きている母親よりも信用されてたり愛されてたりするとマギーとしてはかなりしんどい。

しかも、子供2人を育てるためにはお金が必要で、けれど思春期特有の反抗期なのかシドニーはマギーの言うことを聞かず。

マギーもマギーであれなところはあるし、そういう面を見るとダメな母親のように見えちゃうけど、俯瞰してみるとマギーは辛い立場ですよね。

想像するだけで悲しくなる。しかも、夫の自殺の原因が分からないし、娘のシドニーはそんな父親に似ている。

そこらへんはあまり気づいてなさそうだけど、そこに気づくとシドニーまで自殺するんじゃないかと不安になるし、やっぱり想像すると悲しいなぁ…。

シーズン2では報われると嬉しいです。