薬屋のひとりごと 26話 感想(ネタバレ注意)3人の兄弟に残された遺産とは?

軍師の知人である宮廷御用達の彫金細工師が亡くなった。それだけならありがちな話だが一つだけ問題があった。彼には3人の子供がいたが、彼の細工師としての技術を誰にも伝授していなかったのである。しかも、謎めいた遺言があるときた。これは技術に関することに違いないと考えた軍師は、壬氏お抱えの下女に解かせてはどうだろうと話を持ち掛けてくるのであった。

前話の感想薬屋のひとりごと 25話 感想(ネタバレ注意)変態軍師現る

軍師は何者なのか

壬氏の態度からして相当上の人物であることが分かる。時代が時代なら太公望になっていてもおかしくないということから本当に上の人間なんだろうなぁって。

てか、話は変わるけど太公望って役職だっけ?

人物名というかあだ名みたいなもので役職じゃなかったような気がするけど、いずれにしろ薬屋のひとりごとの世界と現実の世界は違うんだから関係ない、のか…?

んで、そんなに偉い人が猫猫に話を持ってくる理由が分からない。もっというと、この軍師を知っているであろう猫猫も分からない。とは言え、この2人にまったく関連がないわけではない。軍師が得意げに語っている緑青館でのこと。緑青館は猫猫が育った妓楼だ。ということは、猫猫の幼少期に何度かあっているとか?

なんであれ猫猫と軍師が知人なのは間違いない。そして、猫猫が軍師のことを嫌っているのも、おそらく間違いないはず。

謎に興味がある猫猫

猫猫は好奇心旺盛とは言え、基本的に面倒くさがりである。いかに上司といえど不本意なことでわれば嫌な顔を見せる。唯一嬉しそうにするのは毒に関することだけ。それがどうしたことだろう。毒や薬が関係ない、言ってしまえば他人の家の遺言に関する謎だ。それに猫猫は興味を持った。そこが今回の話の最大の謎と言っても良いのでは?

そして、そんな依頼をもってきた軍師。軍師ということを考えると絶対に猫猫が興味を持つと考えて話を持ってきた可能性が濃厚で、だとすれば怖いなぁ。

真面目に猫猫が依頼を受けた理由を考えると技術だろうか。秘術が受け継がれていない。でも、まったく手掛かりがない訳ではなく、遺言にそのヒントがある。その秘術を失わせたくないという、薬や毒に関する情報の大切さを知っているからこそ猫猫は謎を解こうと考えた。ってのが僕の予想だけど、ちがう可能性のほうが高いよなぁ。

若い武官の名は馬閃

これは当たったって考えて良いの!?

25話の感想で武官・馬閃は高順に似ていると予想を書いた。実際高順を若返らせてむっつりさせたらそっくりだろう。だから、間違っていないと思った。そして、26話だ。明確な答えではないものの。猫猫が高順に似ているとハッとしていた。その表情がまた面白いんだよねw

ここまできて高順の息子ではありませんってのはないだろうけど、べつにそうだと決まったわけだはないってのがなぁ…。今回のだって猫猫が似ていると思っただけだし。でも、やっぱりそっくりだし高順の息子でしょ。間違いない。

謎と答え

謎、遺言にはこう書いてあった。長男には作業小屋。次男には家具。三男には金魚鉢。そして、昔のように茶会をやれと書いてあった。これをそのまま受け取ると、普通に遺産を貰ったことになる。凄まじく格差があるような気がするがそこは仕方ない。

ただ、今回の依頼は秘伝の技術かもしれないという点。だからこそ、この遺言は不可解なのだ。これが何をどうしたら秘伝の技術に繋がるんだろうか。しかし、答えは茶会にあった。正しくは茶会を行った場所。金魚鉢がある意味ではカギだったと。そして、秘伝の技術を手に入れたのは三男だった。

軍師の語りからして、猫猫が予想していた2つのうち1つがあたった。人が好さそうな三男。しかし、兄貴たちの振る舞いなどにいら立っていた。そりゃそんな人たちに秘伝の技術は教えないわな。そうすることで元から真面目だった三男は瞬く間に頭角を現したとさ。

こうなると三子の親父は初めから三男に託すつもりだったのかな。というのも、今回カギとなったのは金魚鉢だった。そして、金魚鉢を貰ったのは三男。あえて三男に直接教えなかった理由は、頑固な職人ゆえの自分で身につけろという根性論と、兄貴たちに最後のチャンスを残したかったのかなぁって。

実際今回互いに協力して茶会をやっていれば三男は秘伝の技術を二人に教えていたかもしれない。けれど、そんなことはなく末っ子を冷遇した。結果チャンスを取りこぼし、三男が技術を得てある意味ではハッピーエンドを迎えたことになる。仕方ないね。

軍師の言い分

そのあと軍師と壬氏は会話をした。そこで三男の躍進ぶりを知ることに。軍師曰く才能がある人間は上に行くべき。そして、その思惑通りに三男は成長していった。でも実際そうだよなぁ。あの兄弟にどういう諍いがあるのか知らないけど、冷遇された結果才能が埋もれるのはもったいない。とくに軍師のような立場ある人間からすると、才能がある人間が表に出てきたほうがありがたいだろう。だから、結果的には今回の依頼は良かったわけだ。

ただ、それだけなら猫猫がやる必要はない訳だ。結局のところ軍師と猫猫の関係が明らかにならないと分からないが、軍師はどういう理由で猫猫に依頼したんだろうか。そして、最後に軍師は妓女の価値を下げる方法はその世界を知るものに聞いたほうが早いと言った。これは猫猫のことなんだろうけど、やっぱり猫猫と軍師の繋がりは緑青館にあるのか。

次話の感想薬屋のひとりごと 27話 感想(ネタバレ注意)平民になるための化粧