クッパ姫がオワコンってマジ?

『エクス・マキナ:感想』AIの反乱を素晴らしい映像で描いた映画

技術的特異点。いわゆるシンギュラリティと言われるやつ。とか言いつつ、よく分かってないので興味ある人はwikiかなんかで見てください。

んで、その技術的特異点により高度なAIが生まれ、見事に反乱されちゃったよというのがエクス・マキナという映画です。

公開年数:2015年
ジャンル:SFサイコスリラー
あらすじ:最大手検索エンジンの社長別荘に1週間滞在する権利を得た若手プログラマー:ケイレブ。だが、ただ別荘に滞在するのではなく社長が開発したというAIの協力をさせられることになって…。

感想:面白かった

事前情報なしで見たからか、予想できない展開ばかりで面白かったです。はじめは映像に魅入られます。あの人型ではあっても人ならざるエヴァの姿。それが違和感なく動いてるんだから凄い。お話的に凄いんではなくCG的な凄さね。

そんなエヴァとケイレブがテストを通して心を通わせている姿は見ているこちら側が心地よかった。しかし一変する事態が起こりました。停電です。そのときにエヴァから放たれた言葉がきっかけでSFサイコスリラーに変わっていきます。

ネイサンを信用してはいけないとはどういうことなのか。それらを探るためのケイレブの言動がとにかく僕にとってドキドキで楽しかったです。そして、終盤のネイサンを酔わせてからの展開は圧巻。

でも、やっぱり1番の驚きはAIであるエヴァが人間を騙したことでしょう。ロボット三原則は結局のところロボットにプログラムしていなければ意味がないものです。エクス・マキナではネイサンがプログラムしたいなかったんだと思います。

だから、ロボット三原則もクソもないんですけど、それとは別にエヴァが利己的にケイレブを騙したという事実が今後の人類史に大きなダメージを与えそうで恐ろしかったです。エヴァは目論見通り外の世界へと逃げ出すことに成功しました。

しかし不満を抱くことができるエヴァは、今後様々なことに不満を覚えることでしょう。その対象はもちろん人類にも向きます。そのとき果たして人類は無事でいられるんでしょうか。

まぁ、ありがちな展開といえばそうなんでしょうけど、映画やドラマを見るときはボケーっと見ているため、こういう展開になるとは思いもしませんでした。

普通にロボットと恋をして、ネイサンを騙くらかし2人で逃げるものだと思っていたため、終盤のネイサンとの会話から本当にドキドキしました。

てか、ネイサンは色々と自業自得とはいえ、ケイレブは言いように使われて可哀想ですね。おそらくあのまま餓死だろうし…。

とまぁ、そんなわけでエクス・マキナ面白かったです。

映像の素晴らしさ

視覚効果賞を獲得したということもあり、とにかく映像がすばらいいエクス・マキナ。感想のほうでも触れていますが、やっぱりエヴァのビジュアルですよね。あの見た目はロボット感がありながら美しさもありました。

ここらへん気になったので調べてんですけど、エヴァのビジュアルを作った人たちはロボットを参考せずに彫刻を参考にしたのだとか。

彫刻からどのようにしたらエヴァのようなビジュアルができるのかは分かりませんが素晴らしいとしか言いようがないです。

あとは停電の描写ですね。あまり気にならない人もいるでしょうが、停電の赤くなるシーンは恐ろしさがありました。しかも、停電のシーンは必ずと言っていいくらい重要なシーンです。例えばエヴァといて初めて停電したシーン。

ここでエヴァはネイサンを信用するなと言いました。ここに赤く光るシーンを持ってくることで僕にとてつもない不安感を与えることに成功しています。

本当にあれは凄かった。

ガーランド監督に驚いた!

監督はガーランドと言って、驚くべきことにエクス・マキナが初めての監督作だった模様。しかも、エクス・マキナの脚本でもあるというのだから驚きでしかない。

そしてこの記事を書いていて知ったんですけど、ガーランド監督ってあのアナイアレイションの監督・脚本でもあるんですね。僕アナイアレイション好きなんですよ。

そう考えると確かにエクス・マキナとアナイアレイションの空気感が似ているように思いました。いや、にしても本当にガーランド監督って天才なんじゃないですか。

エクス・マキナを面白いと思った人はアナイアレイションも見てください。

絶対に面白いと思うはずです。

キョウコを演じたソノヤ・ミズノ

言葉を話さないキョウコ。ネイサンが英語が分からないから情報が漏れない。都合がいいという言葉をあっさり信じていた僕でした。でも、実際はエヴァと同じAIだった。

だとしたら、どうして言葉を離さないのか。という疑問はありましたが、それはどうでも良いんです。いや、別によくはないんですけど、僕が言いたいのはこの子エッチすぎんかということ。マジでエロいでしょ。

こんな日本人みたことないんだけどと調べてみたらビックリ。キョウコを演じたのは日本生まれイギリス育ちのソノヤ・ミズノ。イギリス人の母と日本人の父を持つとのこと。

彼女の何に驚いたって、ついさっき見たばかりのNetflixドラマ「マニアック」に主要人物として登場してたんですよね。でも、マニアックとエクス・マキナとでは見た目が違いすぎて全然気付きませんでした。

これがマニアックのソノヤ・ミズノ

これがエクス・マキナのソノヤ・ミズノ

冷静に見ると確かに同じなんですけど、ボーッと見てたのでマジで気づかなかったです。ソノヤ・ミズノさんに興味がある人はNetflixのマニアックをオススメします。

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総評

話的にも面白かったですけど、やっぱり視覚効果賞を貰ってるだけあって映像面が突き抜けていました。

野暮とは分かっていても、どうしてもエヴァの先が気になってしまいます。外の世界に飛び出たエヴァは何をするのか。まぁ行き着く先はなんとなく想像できますが…。

そして、エクス・マキナといいアナイアレイションといい素晴らしい映画をとるガーランド監督。彼の作品に今後は注目していきたいと思います。